2018.05.08 温泉津～出雲
日本一周リレー旅、山陰編六日目（最終日）です。
最終日は、温泉津温泉から出雲大社を目指す約50キロの行程です。出雲神話の舞台で古代史の新たな発見に触れる旅になりました。
9：30 出発（温泉津温泉）
ようやく雨がやみました。曇りの中出発です。
昨日は暗くて気づきませんでしたが、温泉津温泉は両脇を山に挟まれた谷間にある温泉街でした。なんだか隠れ湯のようですね。また来たい場所です。
10：30 神島（大田市）
左手に日本海を望みながら9号線を進みます。
もっと天気が良ければ絶景だったろう景色。奥の岩場は「神島」と言い、スサノオノミコトがこの地にやってきて最初に降りた場所だそう。
出雲に近づくにつれて、神話に登場する名前がちらほら出てきます。この説明にはスサノオは新羅から来たと書いていますね。ということは渡来人なのでしょうか？初めて知りました。
古代ロマンを感じます。
11：00 韓神新羅神社（五十猛町）
9号線を走ってると、ふいに「五十猛町」という文字が見えてきました。「五十猛」といえば日本書紀によれば、あのスサノオの息子と言われてる人です。近くに神社もあるのでちょっと寄ることにします。
全国でも唯一ここだけが「韓神（からかみ）」と称し続ける日本では珍しい神社とのこと。
興味深いことに、この御由緒ではスサノオは日本人だけど一度新羅に渡ってまた日本に戻ってきた、と書いています。先ほどの神島の内容とはやや食い違うところがありますが、何にしろ、スサノオが新羅から日本にやってきたことは確かなようですね。興味深い。
出雲に近づくにつれて、がぜん神話の世界の舞台が色々と登場してきますね。
出雲まであと32キロです。
13：00 国引き神話の舞台 島根半島（出雲市）
国引き神話の舞台である島根半島が見えてきました。
ゴールの出雲大社まであと少しです。
出雲大社の当時の社殿を支えた柱を模したモニュメント。
造営当初は高さ16丈（48メートル）もあった本殿を支えた柱。3本の大木を鉄輪で束ねることで当時の超高層建築を実現させたそうです。平成12年に発掘された初めて実在が確認された柱の実物は、出雲大社に隣接する歴史博物館で見学できます。
14：30 到着（出雲大社）
今回の旅のゴールに到着。
福岡県北九州市から山口県を抜けて島根県は出雲に至る約480キロ、5泊6日の旅でした。
出雲大社といえば巨大なしめ縄が印象的。
福岡の宮地嶽もそうでしたが、日本海側の神社の特徴なんでしょうか？
遅めの昼ご飯は、出雲大社そばで出雲そば。
出雲大社に隣接する歴史博物館では、造営当初は高さ16丈（48メートル）もあった本殿を支えた巨大な柱の遺物や、大量に出土した銅剣など見学できました。
今回の旅は、これまでで一番雨に当たってしまった旅でしたが、地元のみなさんの親切に助けられて無事完走することができました。豪雨のため立ち寄りを断念した場所もいくつもあったので、またいつか走りに来たいです。
本日の記録
- 走行距離：57.9km
- 所要時間：5時間
- 総走行距離：2668.4km
