2018.05.03 福岡市~春日市~筑紫野市
日本一周リレー旅、山陰編の一日目です。
福岡市から出発して関門海峡を渡り、足掛け4年周った九州を後にして山口~島根と山陰地方をめぐる、5泊6日約400kmの旅です。
旅の準備
2016年以来、2年ぶりの旅です。
自転車は、前回の旅に引き続きランドナーです。革サドルは、100km走ってもお尻が痛くなかったのはこれまでの旅で実証済みです。旅が驚くほど快適だった、荷物を背負わないスタイルも踏襲します。
これまでの反省を今年に生かして日本一周旅を続けられるもリレー旅のメリットです。
前回の旅のように1週間くらいあると余裕をもった充実した旅になります。今回も2年かけて家族(特に妻)の信頼を得まして5泊6日の旅に出ることができました。福岡市から出発して関門海峡を渡り、山口~島根と山陰地方の古代史の足跡をたどる約400kmの行程です。
- 1日目:前回のゴール福岡県福岡市から南下して、あの金印で有名な奴国があった春日市、そして筑紫野市へ(約20km)
- 2日目:筑紫野市から峠を越えて、装飾古墳で有名な王塚古墳のある筑豊地方、そして北九州へ(約80km)
- 3日目:北九州市から、関門海峡を渡って山口県長門市へ(約80km)
- 4日目:長門市から日本海側を北上して出雲神話の国、島根県は益田市へ(約80km)
- 5日目:益田市から、開湯約1300年の古湯、温泉津温泉へ(約80km)
- 6日目:温泉津から、出雲神話の中心地、出雲大社へ(約60km)
今年もヤマト便を使って事前に自転車を出発地に送ります。
14:30 出発(JR博多駅)
前回の旅のゴールのJR博多駅前から出発。
前日に山口県の祖母の家に滞在してからの昼過ぎの出発です。
G.W中の博多駅周辺はどんたくムード一色です。
15:30 奴国の丘 歴史資料館(春日市)
福岡県といえば中国や朝鮮半島との玄関口。
大陸から近いだけに、あの魏志倭人伝にもでてくる古代国家が多数存在していました。ここ奴国も金印(漢委奴国王)でも有名です。
資料館に隣接する公園は、古墳を見学できる施設のある珍しい公園です。
ドーム状の建物で古墳を囲んでおり、中が見学できます。
ドームの中では古墳発掘の様子が見られます。甕棺といわれる古代の棺が多数見つかったようです。サイズから大人から子供まで様々だとか。
16:30 奴国王墓(春日市)
太宰府へ向かう途中、あの金印で有名な奴国の王墓を発見。
普通の住宅地の中にポツンとあって意外すぎます。
本当に住宅街のど真ん中にポツンとあって意外。
17:30 二日市温泉(二日市)
今日の宿のある筑紫野市を目指して走っていると、ふいに硫黄の香りが漂ってきました。二日市温泉です。
温泉県である大分県出身の私には平地なのに硫黄の香りが漂うなんて不思議な温泉街です。
そんな気持ちで温泉地を眺めてると、近所のおばさんが「源泉かけ流しよ。今なら男湯少ないとおすすめ」と教えてくれたので、ひとまず宿で荷物を整理してから入浴することに。
入り口からすぐに石段を地下に降りるタイプの昔ながらの大衆温泉で、ゆっくり疲れを癒せました。
18:00 到着(筑紫野市)
日本の西の端でもある九州の日の入りは遅いので、少し明るい時間に到着。
今日お世話になるのは、人生初のゲストハウス(民家)。
初対面の人と同じ部屋で寝起きすることになるので少し緊張しながら呼び鈴を押すと、とても気さくなご主人が迎えてくれました。
その後、福岡で働いてる高校時代の同級生と再会し、彼おすすめの「もつちゃんぽん」を頂きます。もつとちゃんぽんがとても合って旨いです。
もう一度食べたい味でした。
その後21時ごろ宿に帰宅すると、オーナー主催の宴会中でした。
早速混ぜてもらい、色々と旅の情報交換。
宿泊客の多くは同じ目的を持ってる旅人なので、自分が旅してきた場所や故郷のおススメを教えあったり、身の上話をしたりと楽しい1日を終えることができました。
また泊まらせてもらいたくなる良い雰囲気のゲストハウスでした。
本日の記録
- 走行距離:17.6km
- 所要時間:3時間半
- 総走行距離:2234.4km