銀輪行

~サラリーマン自転車ひとりリレー旅~

【Day25 佐賀県鹿島市~唐津市】海が見える棚田のある風景(玄海町)

2016.4.30 鹿島~武雄~唐津~呼子

日本一周リレー旅、九州編(第3部)三日目です。

佐賀県鹿島市から佐賀県を縦断して、武雄市、唐津市を抜け東松浦半島の先端にある呼子町を目指す約70キロの行程です。

 

8:00 出発(鹿島市)

快晴。
早朝、早速出発です。
今日は、佐賀県を山越えして縦断するハードな一日の予定です。

スカイタワーホテル

 

出発してすぐに、山と田園風景が気持ちの良い国道498号線を快走。

国道498号線

九州はもう田植えが始まっています。これから新緑の季節がやってくる、そんなわくわくした気持ちで走り抜けます。

9:30 武雄神社(武雄市)

鹿島市から一時間ほど走ると、もう武雄市です。

武雄神社

市街地の手前に立派な神社があったので、一休み。
主祭神は武内宿禰という古墳時代の近畿大和王朝の大臣で、仲哀天皇を暗殺して自分の子供を天皇にしたという噂のある人物。
御祭神は他に、仲哀天皇、応神天皇、神功皇后。

武雄神社の御神木

神社の奥を少し歩いた場所には、樹齢3000の楠の木が鎮座しています。
空気が澄み、とても荘厳な雰囲気。みなさん静かに見守っています。

神社は社殿も見どころですが、なぜ神社がそこに建てられたのか?を考えてみるのも面白いです。
武雄神社の場合は、樹齢3000年の大木に古代の人は神の姿を感じたのでしょうか。

浪漫を感じます。

10:00 武雄温泉(武雄市)

武雄神社から少し走ればもう武雄温泉です。

辰野金吾設計の楼門(武雄温泉)

武雄温泉は約1200年前もの昔に開湯しています。
伝説によると、先ほど立ち寄った武雄神社でも祭られていた神功皇后が凱旋の途、太刀の柄で岩を一突きしたところから湯が湧き出たと言われいるそうです。

ちなみに、温泉入口の楼門は、大正時代の建築家で赤レンガの東京駅も設計した辰野金吾の設計で、国の重要文化財になっています。
実は私は学生時代にもこの温泉に来たことがあるのですが、その時は夜でした。
なので、この楼門の白と赤のまさに竜宮城を思わせる姿をまともにみたのは今回が初めてです。

大正ロマン漂う新館

復元された新館もさっと見学します。漆喰の壁にはめ込まれた木の感じが大正ロマンだなぁと勝手に感じます。

温泉には・・・入りません。

入浴の営業時間ですが、これからもっと汗だくになる予定なので、ぐっと我慢。

10:30 TSUTAYA図書館(武雄市)

TSUTAYA図書館

武雄市といえば、温泉だけじゃなく今はTSUTAYA図書館(武雄市図書館)も有名です。

天井までの高さのある本棚(武雄市図書館)

館内は、間接照明が効いてて、とてもおしゃれです。

天井まである本棚の曲面も素敵です。

図書館の素敵な本棚を羨みつつ、佐賀県を縦断し、玄界灘に面した東松浦半島は呼子を目指します。

12:30 佐賀県縦断中(伊万里市)

ひっそりと佇む神社

小山に上にひっそりとたたずむ神社。

山間部に多い印象です。
山間部は坂はきついけど、古びた神社好きにはたまらないです。

14:00 唐津バーガー(虹の松原)

山間部を2時間ほど楽しんだら、いよいよ玄界灘に面した唐津市に出てきました。

もうお昼も過ぎてるので、そろそろ飲料水でお腹をごまかすのも難しくなってきました。

唐津といえば、「唐津バーガー」。
名前だけはなんとなく知ってた程度だったのですが、唐津に来た瞬間にぱっと思い浮かんだので、早速店舗を探します。

唐津バーガーの移動販売車

虹の松原内を探すこと15分。

ありました。

松原の中のちょっと開けたところに突然唐津バーガーの販売車が止まってます。
14時現在もお客さんがひっきりなしに現れます。

唐津バーガー

順番を待って、ようやく唐津バーガーとご対面。

外側がパリっとしててパテもチーズも濃厚で、とても旨いです。

このところ海産物が多かったので、たまに濃いものが欲しくなります。店舗は移動式なので、今日やってくれてて良かったです。

昼ごはんも食べてエネルギーも回復したので、最終目的地の呼子へ出発。
東松浦半島を反時計回りで、呼子を目指します。

14:30 日本のモンサンミッシェル 唐津城(唐津市)

日本のモンサンミッシェル(唐津城)

半島を進むと、すぐに右手に日本のモンサンミッシェルかもしれない海に浮かぶ唐津城が見えます。

呼子まで、もうすぐです。

17:00 呼子

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意外と坂を上り下りしていると、ふいに開けた港町、呼子に到着しました。

リアス式の特徴でもある?急な崖の入り組んだ入江のちょっとした平地に、折り重なるように家が密集しているひっそりとした港町です。

17:00 到着(呼子町)

現在、17時前、今回の旅で初めて明るいうちに宿につきました。

呼子といえば、イカです。もう走る前から決めてました。今日は活造りを絶対食べると。このあたりはどこの店も新鮮な活造りを提供しているらしく、どの店にしようか迷いましたが。Googleマップみて、えいやと決めたお店「玄海 活魚」さんに行きます。

この生簀の中から今日の晩御飯が

生け簀で大量のイカが元気に泳いでいます。この中から今日の晩御飯がでてくるのでしょうか。

イカの御造り

なんといっても食感が良いです。
この地方の地酒、万齢を飲みながら、活造り、シューマイ、げその天ぷらとフルコースを味わいます。

18:30 浜野浦の棚田(玄海町)

イカをもっと味わいたかったのですが、今日はそれほど時間がないのです。

宿の女将さんから聞いた、棚田の夕日のためです。
現在18時前、日没まであと1時間弱、急遽往復20キロを走ります。かなり飛ばして、30分後に浜野浦の棚田に到着できました。

海の見える棚田のある風景(浜野浦の棚田)

絶景です。

日没の30分前くらいから、突然、夕日に照らされた棚田の水面が徐々に金色に変化していきます。この瞬間は、まわりにいた人も一瞬静かになります。みんなの意識が一つになった瞬間でした。

なお、この棚田は観光スポットになっていて、トイレあり、斜面にそって回廊する階段やデッキありと、カメラマンさんにいたれりつくせりの場所でした。今回の見物客は数百人くらいいますが、基本的には多くの人が最前列で見れるような回廊になってるので、遅れていった私もベストなポジションで鑑賞することができました。

早い人は、数時間前からベストポジションを確保しているそう。

日没後は暗い夜道を10km走って、宿に戻り、風呂にも入り就寝。

明日は、壱岐と対馬、離島をはしごです。

本日の記録

  • 走行距離:97.8km
  • 所要時間:7時間半
  • 総走行距離:2051.9km
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