2011.05.05 京都市内~瀬田の唐橋~近江八幡~彦根
はじめに
これまで自転通勤くらいしかしてこなかった私が、リレーとはいえいきなり日本一周のような長距離を本当に走れるか?まずは、手ごろな場所で可能性を確かめたい。
というわけで、思いついたのが「ビワイチ」です。
「ビワイチ」とは、滋賀県にある琵琶湖を一周するサイクリングのことです。一周約200キロの行程ですが、多くは自転車専用道路を走れるので、初心者でも走りやすいです。
また、琵琶湖なら京都から近いし、いざとなったら誰かに迎えに来てもらおう。というモチベーションで実行しました。(実際、お願いすることになるのですが・・・)
旅の準備
自転車は、2011年現在通勤でつかってるクロスバイク。GIANT。荷台も籠もついていないので、荷物はナップザックに入れて背負っていくことにしました。
京都市内から逢坂山峠を抜けて瀬田の唐橋を起点に琵琶湖を反時計回り。宿泊地は彦根。その間、気になった場所を寄り道しながら。1日だいたい100キロ強すすめば、1泊2日でいけるだろうと試算しました。(今思えば、ゆっくり走ってられない距離でしたが)
6:00 出発
朝6時ごろ京都市南区内の自宅を出発。
伏見区の龍谷大学の脇をぬけ、高速道路を並走して逢坂山峠を越え、いよいよ滋賀県に入ります。
11:00 瀬田の唐橋
峠の坂道を下りきると左手に琵琶湖が見えてきます。その後、国道161号線をしばらくすすみ、瀬田の唐橋に着きました。ビワイチを目指す人の多くがこの橋を起点にしています。
琵琶湖を反時計周りにすすめば、車道の湖岸側を走れるので、湖の風景を楽しみながら走れます。
14:00 近江八幡
近江八幡の水郷地帯の中にも自転車専用道路があります。ほとんど人気がなく、快走できました。
15:00 安土
いつか行ってみたかった安土城の跡。小高い山の上にあり、体感20分ほどの急階段を上る必要があります。
織田信長も見ただろう安土城からの眺め。奥琵琶湖が一望のもとに。
現在は田畑が広がってますが、信長がいたころは足元まで湖だったらしいです。
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ここで時間は16時過ぎ。日没までに彦根の宿に着くためにはノンストップで走り続けなければ間に合わないことに気づきます。。。
18:00 彦根
彦根市までほぼノンストップで走っていると、疲れと大量の汗による寒さと気持ち悪さが襲ってきました。がくがく震えながらやっとの思いで宿につくと、もう体が動けないくらい重くなっていました。体がとても冷えてることがはっきり意識できたので、宿の温泉に文字通り飛び込むように浸かると、なんと体調も気分も急激に回復しました。
このときの温泉の気持ちよさは忘れられません。一日の旅の終わりの温泉。その後の旅での楽しみの一つになりました。そして、体を冷やすことの危なさも学びました。
22:00 就寝
宿で軽い夕食をいただき、その後部屋で、初めての長距離自転車旅1日目のとりあえずの成功をひとり祝いました。
本日の走行記録
- 走行距離:95.9km
- 走行時間:約9時間
- 総走行距離:95.9km